こんにちは、たどんです。
今回は、健康寿命の話と本の紹介です。
平均寿命と健康寿命
人間の寿命には、平均寿命と健康寿命があることはご存知のとおりです。
2022年に発表された厚生労働省のデータによれば
日本人の平均寿命は
男性が81.49歳、女性が87.60歳
一方、日本人の健康寿命は
男性が72.68歳、女性が75.38歳
といずれの寿命も女性の方が長いようです。
健康寿命とは、厚生労働省によれば
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと
とされています。
もうあと10年もない
わたしも妻も70歳の古希が目の前に迫っています。
健康寿命の平均まであと10年もありません。
このままではいけないと、定年退職後、市営のジムに通い始めたりヒマを見ては妻と散歩するようにしました。
ところが、コロナの流行が始まったことから、めっきり運動量が減りました。
さらに市営ジムも一旦休館となった後、閉鎖になってしまいました。
運動しなくちゃ。運動しなくちゃ。
でもわたしももう年だしなあ、と気持ちばかりが焦ります。
そんなとき、2冊の本に出会いました。
奥村正子著「すごい90歳」
大村崑著「崑ちゃん90歳 今が、一番健康です!」
の2冊です。
この本を読み「まだまだ60代じゃないか」と勇気づけられました。
なお、この2冊は当ブログでも過去に書評をアップしています。


「健康寿命の伸ばし方」大渕修一著
少しずつ運動再開。
少しでも健康で長生きしたい。
たまたまネットで本書を見かけました。
著者大渕修一
1964年生まれ。
医学者、老年学者。理学療法士、医学博士。
感想
本書で参考になったのは
骨を強くする。
骨に刺激を与えるため、本当は「かかと落とし」という運動をすすめたいが、それが面倒だという人に、歩く歩幅をいつもより少し広くすることをすすめている。
またこのとき、かならずかかとから着地する。
2日続けてはやらない。
(同書・30ページ〜)
加齢とともに骨は弱っていく。
これはわたしも実感しています。
事実、60歳を過ぎてから、ちょっとしたはずみで足の小指の骨を、2回も骨折しているからです。
そのことについては、当ブログでも記事をアップしています。

シニアのみなさんも日々の行動には留意して、運動や食事などで骨を強くしましょう。
階段を下りるだけ
筋肥大効果を高くするため、普通に階段を下りることから始める。
痛みなどの問題がなければ、今度はゆっくりと階段を降りるようにする。
(同書・114ページ〜)
以前、NHKの「ためしてガッテン」という番組だったと思いますが、階段を下りる、という運動をすすめていました。
階段は下りるより上るほうが辛いと思うのですが、筋肉にとってその効果はほとんど差がないそうです。
以前膝を痛めたとき、階段を上るより下る方が痛かった、という記憶があります。
やはり階段を下るのもかなり膝に負担をかけるのでしょうね。
健康寿命を伸ばすには
公益財団法人「心臓血管研究所付属病院」のホームページに、健康寿命を伸ばすためには、以下に挙げるポイントが大切だとあります。
・ 喫煙は控える
・ 過度な飲酒を控える
・ 食事は年齢に応じた量をバランス良く
・ 活発な身体活動を行う
・ 睡眠時間をしっかり確保する
・ 孤独にならず、社会関係を保つ
・ 定期的に健康診断をうける
今のわたしはどうか?
クリアしているのは3項目ぐらいです。
これから頑張ります。
まとめ
今回は、大渕修一著「健康寿命の伸ばし方」のご紹介でしたが、
奥村正子著「すごい90歳」
大村崑著「崑ちゃん90歳 今が、一番健康です!」
も良い本だと思います。
おすすめです。