満員電車に盲導犬を連れた男性が。考えさせられた出来事でした。

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日々の思い
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こんにちは、たどんです。
今回は、通勤電車で盲導犬を連れた男性を見かけた時のお話です。

通勤電車での出来事

始発の地下鉄で出勤

私は毎朝、地下鉄を使って通勤してます。
自宅から歩いて始発駅に向かい、地下鉄に乗りますが、当然車内はガラガラ、私はいつも車両の端っこの席に座ります。
先日、いつものように始発駅から地下鉄に乗り、電車が動き出しました。
私はラクラク座ってのんびりです。
この地下鉄、途中からだんだん混んできて、5駅ぐらい過ぎると車内を動き回れないぐらいに、7〜8駅ぐらいになるともうギューギュー状態になります。

盲導犬を連れた男性が乗車してきた

ちょうど始発から3駅目だったと思います。
盲導犬を連れた老年の男性と付き添いと思われる女性が電車に乗ってきました。
かなりの人が立っていましたが、まだ社内を移動できないほどの混み具合ではありません。
しかしもう空いてる席はなく、その盲導犬を連れた男性は、私から5メートルほど離れたところで立っていました。

誰か席を譲ってあげないのかな?

私は、座っている誰かが席を譲るのかな、と思いましたが、みなやっと確保して座った席、席を譲る人はだれもいませんでした。
そのうち社内は身動きできないくらい混んできて、私からはその盲導犬の男性は見えなくなりました。
こんなに混んできて、盲導犬が踏まれたりしないか、とあらぬ心配をしていたら、いつも仮眠をとるのに、この日は全く眠ることができず、40分の乗車で私の降りる駅に着きました。
降りる時、盲導犬や男性はどうなったかな?と思い、その男性が立っていた方向を見ましたが発見できませんでした。
もしかしたらその前に降りたのか、さもなければ誰かが代わってあげたのか。

こんな時どうすればいいの?

まあ、こんな取るに足らない出来事ではありましたが、いろいろ考えさせられました。
職場に出勤してから同僚に、仕事の合間にちょっとこの出来事を話し、意見を聞きましたが、こうすべき、という回答はありませんでした。

盲導犬と男性の前に座っていた人たち

盲導犬と男性の前には、女子高生が、その両隣にはまだ若い男性ビジネスマンが、座っていたのが見えました。
そこは優先席ではありませんでした。
しかし、盲導犬と男性が目の前に立つと、皆さん同じように目を伏せ、下を向いてネタフリをしてました。
私も同じようにしたかもしれません。
毎朝の通勤・通学、座っていくのと座れないのとでは、肉体的にも精神的にも疲れの度合いがかなり違います。
みんななんとか座りたいために、電車に乗り込む場所を選んだり、早めに家を出て電車に乗ったりしています。
その盲導犬を連れた男性も、優先席の方に来ればよかったのかもしれません。

盲導犬と男性が電車の時間をもう少し早めるか遅くするかしていたら

わざわざ朝のギューギュー電車など乗らず、もう少し時間を選んで乗ればよかったのではないか、という意見もありました。
でも、その時間に乗らざるを得ない場合もあるんですよね。
毎朝同じような時間に乗ってくるのであれば、「優先席の前に行くとか時間を変えるとかすればいいのになあ。」と思いますよね。
しかし、私はいつもだいたい同じ電車と場所に乗っていますが、その盲導犬を連れた男性を見たのは初めてです。

盲導犬を連れた男性は、はじめから座るつもりではなかったのかも

もしかすると、盲導犬を連れた男性は、はじめから座るつもりなどなかったのかもしれません。
でも、彼らが前に立たれると、やはり誰でも目をつむってネタフリをしたくなりますよね。

私が席を譲ってやればよかったじゃないか

すみません。
その盲導犬を連れた男性とは5メートルぐらい離れていたものですから・・・。
声を掛ける勇気はありませんでした。
それに、席を譲って30分以上も立ちたくない、という思いが大きかった。

盲導犬が傷つけられるという事件があった

なぜこんなことでグズグズ考えたか、というと、こんな事件があったからです。
それは、2014年7月、埼玉県下で、盲導犬が目の不自由な男性を誘導していたが、電車に乗って県内の職場についた時、盲導犬が刃物のようなもので腰のあたりを刺され、ケガをさせられていた、という事件です。
盲導犬は、刺されても吠えたりしなかったそうです。
このニュースを見て、涙が出てきました。
また、犯人に強い憤りを感じました。
我が家は2年前、家族の一員として飼っていたワンちゃんに死なれているのでなおさらです。

まとめ

結論も出せない、とりとめもない話で申し訳ありません。
ただ、人間、いたずらに年をとっても、こういう場合はこうすべきだ、とハッキリ回答できないことが多いいですね。
ワンちゃんを飼っていた者として、ワンちゃんが嫌いな人やあまり興味のない人にも是非わかってほしいことがあります。
それは、ワンちゃんは非常に頭の良い動物で、ムヤミに触ったり、ちょっかいを出したり、あるいは病気でもない限り、理由もなく人間に危害を加えたりはしません。
ましてや目の不自由な人の目となり杖となっている盲導犬。
もし今度見かけるようなことがあれば、積極的に席を替わってあげよう、と思います。
 

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