こんにちは、たどんです。
今回は、本の紹介です。
大村崑より上がいた
前に当ブログで
大村崑著「崑ちゃん90歳 今が、一番健康です!」
という本の書評をアップしています。
この本にはわたしも勇気づけられました。
でも、その大村崑さんの上を行く女性がいた。
「すごい90歳」奥村正子著
それが奥村正子さん。
70歳を過ぎてからスポーツジムに入会し、ベンチプレスという競技にハマり、世界チャンピオンにまでなった女性です。
残念ながら、本のタイトルにもある90歳で病気のためお亡くなりになりましたが、それでもすごい人です。
かんたんな内容
50歳の頃、和式トイレで立ち上がろうとして、膝が痛くて立ち上がれなかった。
大学病院の整形外科の先生から注射や薬に頼るのではなく、運動、とくに大腿四頭筋をきたえるようにする、と教えられたのが運動を始めるきっかけだった。
はじめはスクワットなどの筋トレをしていたが、大学の先生から膝の痛みがなくなったら歩いたほうがいいですよ、とすすめられた。
歩くのならアスファルトの道などではなく、農道のような柔らかい土の路面を歩くようにしてください、と言われる。
そんなとき、ゴルフのシングルプレーヤーでもあったご主人からすすめられ、50歳からゴルフをはじめた。
72歳の頃、ご主人が自動車を運転中に追突され、むち打ち症で頚椎を損傷、息子のすすめもあり、スポーツジムに入会。
著者も付き合って一緒に筋トレを始める。
それがきっかけでベンチプレスに魅せられることになる。
著者の健康習慣
著者の若さの秘訣の一部が本書の裏表紙に記載されている。
何歳からでも若返るコツ、教えます!
☆朝一番の梅干しとお茶で疲れ知らず
☆毎朝お肉を140g食べる
☆朝食に最低30分かける
☆つねに自炊で外食も間食もしない
☆1日2食で毎日が“半日断食”
☆塩の代わりに粗挽きこしょう
☆週2回、2時間かけてジム通い
☆背筋をピンと伸ばして“大股歩き”
☆毎日ほぼ8時間睡眠
☆夜中に尿意で目覚めない
感想
「健康寿命」という言葉があります。
いくら長生きしても、ずっと寝たきり、というのではちょっと寂しい。
やはりいつまでも自分の足で歩いて元気ハツラツと生活したい。
シニアになると特に「健康」が大きなテーマになります。
著者は年をとってから「健康」を「筋トレ」で勝ち取った。
「筋トレ」をすれば誰でも必ず長生きできる、というわけではないでしょう。
しかし一つの選択肢であることは間違いありません。
ごくたまにスクワットなどを実践しているわたしにはよくわかります。
著者の言う「若返るコツ」
今わたしが実践できているのは
☆ 1日2食で毎日が“半日断食”
ぐらいですが、その他のコツも実践できるよう心がけていきたいと思います。
著者奥村正子(おくむら・まさこ)
1930年7月生まれ、2021年6月90歳で逝去。
2019年5月、89歳で、世界ベンチプレス大会(70歳以上女子47キロ級)で5度目の世界王者となる。
まとめ
「近代日本経済の父」と称される渋沢栄一氏が残した名言に
「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」。
という言葉があります。
ということは、わたしは今、働き盛り。
大村崑さん、奥村正子さん、渋沢翁に少しでも近づけるよう、今後、筋トレも含め、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいと思っています。