「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著。人生で一番大切なのは?

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読書
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こんにちは、たどんです。
今回は本の紹介です。

人生を楽しんでますか?

みなさんは人生を楽しんでますか?
わたしは、コロナの影響なのでしょう。
最近、何をしてもどうも面白くない。
外出もままならず、かといって本を読もうという気もあまり起こらない。
ネットサーフィンをしたり、You Tubeをボーッと見たり。
そんな時、たまたま手にとったのが本書です。
本書は自己啓発本のベストセラーです。

本書の簡単な内容

本書の副題が
人生が豊かになりすぎる究極のルール
そして背表紙に
人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。
とあります。
本書の内容を一言でいうと、この背表紙の言葉につきます。

今しかできないことに投資する

著者は
今しかできないことに惜しみなく金を使え
(18ページ)
人生で一番大切な仕事は『思い出づくり』
(44ページ)
と言います。

以前、本だったかネットだったか忘れましたが、ある高齢男性の述懐を読んだことがあります。
妻に先立たれた男性が、亡き妻の遺品を整理していたら、妻の友人からのハガキが何枚も出てきたそうです。
そのハガキは友人の旅行先からのものでした。
男性は定年退職後、老後のためにと、妻と旅行などにもほとんど行かず、慎ましく節約生活を送っていました。
妻はきっともっと旅行なんかに行きたかったんだろうなあ、ケチケチせず連れて行ってやればよかった
と激しく後悔したそうです。
わたしたち夫婦も、今はコロナのためなかなか外出もママなりませんが、今後は徐々に行動範囲を拡げていければいいな、と思います。

体力は衰えていく

加齢とともに体力は間違いなく衰えていきます。
わたしも最近、疲れやすくなったな、と感じることが多くなりました。
著者は
年をとって体力が落ちたとき、若い頃にもっといろんなことに挑戦すればよかったと後悔したくない
(162ページ)
と、やりたかったスポーツなどにもどんどん挑戦していったそうです。
体力が衰えれば前述した旅行なども楽しむことはできません。
今できることはどんどん挑戦していこう。
少しでも今の体力を維持するために運動しよう。
とあらためて思いました。

ゼロで死ぬ

「ゼロで死ぬ」とは、
生きているうちに金を使い切ること
(74ページ)
老後のためと思って貯め込んだ貯金も使い切って死にましょう、という意味ですね。
この「ゼロで死ぬ」は、表題の「DIE WITH ZERO」の訳。
老後のための貯蓄は、ほとんど使わずに終わる
(80ページ)
確かに人は、年をとると物欲も減るのか、だんだんお金を使わなくなってきます。
遺産相続で子ども同士がもめる事例には事欠きません。
その点我が家は大丈夫。
貯金なんてほとんどない。
子どもに残せるものと言ったら今住んでいるマンションだけ。
「ゼロで死ぬ」というより「ゼロのまま」。

著者について

1969年、アメリカテキサス州ヒューストン生まれ。アメリカ領ヴァージン諸島を拠点とするコンサルティング会社BrisaMaxホールディングスCEO。アイオワ大学を卒業後、ウォールストリートで働いたのち、エネルギー分野のトレーダーとして成功を収める。現在は、1億2000万ドル超の資産を抱えるヘッジファンドのマネージャーでありながら、ハリウッド映画プロデューサー、ポーカープレーヤーなど、さまざまな分野に活躍の場を広げている。本書が初めての著書となる。
(本書の著者紹介より)

まとめ

西郷隆盛は「児孫(じそん)のために美田(びでん)を買(か)わず」と言いました。
子孫のために財産を残すと、それに頼って努力をしないので、財産を残さない。
という意味だそうです。
なるほど、なるほど。
老後のための資金、などと言ってないで、今ある多少の蓄えは、健康で使えるときに使ってしまおう。
温泉行くぞ〜!
コロナのせいにして、グータラ生活を送っていたわたしには、気持ちを切り替えさせてくれる良い本でした。

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