読書に関する本を6冊読んでみた。シニア向けのおすすめ本はどれだ?

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読書
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こんにちは、たどんです。
今回は読書に関する本を6冊、一挙にご紹介します。

林望著「役に立たない読書」

著者林望(はやし のぞむ)は、1949年生まれ。作家・国文学者。
著者のことをご存じの方も多いと思います。
わたしも著者の文章が読みやすいので、好んで何冊か読んでいます。

感想

本書の内容で、気になった部分と感想です。

私にとって読書は、広い意味での娯楽です。読んでいて楽しくなければ意味がないのです。そして楽しくさえあれば、なんの役に立たなくったっていいと思っています。
             (同書・17ページ)

まさにわたしと同じ意見です。
わたしも楽しくなければ読書じゃないと思っています。

思い切っていえば、読書量と人格には何ら関係がないのです。
大切なのは何冊読んだかではない。一冊の本をいかに深く味わい、そこから何を汲みとり自らの栄養にしたか、なのです。したがって、速読などはまったく必要ないというのが私の信念です。
             (同書・49ページ)

わたしは昔、速読に興味が湧きチャレンジしたことがあります。
しかしわたしには無理でした。
以来、速読はあきらめ、読んでもあまり面白くない本は、途中で辞めるかパラパラと流し見するようにしています。

また著者は
○ 本は自分で買うべし。
○ そして座右においておくべし。
といいます。

著者の言うことはもっともです。
しかし、いかんせん著者のように本にお金をかけることができません。
わたしは図書館活用派です。

シニアの方で、これまで述べた本書の内容に興味を持たれた方にはおすすめの本です。

印南敦史著「遅読家のための読書術」

著者は、1962年生まれ。作家、書評家。
著者の本を読んだのは本書が初めてです。

感想

正直言って、あまり心に響く記述はありませんでした。

印象に残ったのは、

小難しい理屈がなくて、読み終えたときにスッキリする勧善懲悪のストーリーが魅力の、源氏鶏太という昭和の流行作家が一番好きです。
          (同書・181ページ)

源氏鶏太(げんじ けいた)という小説家をご存知ですか?
直木賞受賞作家でもあります。
昭和のちょっと古いサラリーマン小説ですが、読みやすく面白い。
わたしは昔、ほぼ全作品を読破しました。
シニアで著者をご存知ない方は、1冊でも読んでみることをおすすめします。

この「英語屋さん」は直木賞受賞作です。
源氏鶏太の本は面白くておすすめです。

齋藤孝著「読書する人だけがたどり着ける場所」

サラッと流し読み。
著者については改めて紹介することもないでしょう。
もともとわたしは、齋藤孝という著者が好きで、いろいろな本を読んでいます。
とにかく著者の文章は読みやすい。
本書も読みやすい本ではありますが、内容は要するに古典など良い本を読め、ということでしょうか。
本書は流し読みしただけなので、あまり論評することは避けておきます。

齋藤孝著「大人のための読書の全技術」

同じく齋藤孝の本。
いろいろな読書の方法が書かれています。
読書初心者にとっては有益な部分がかなりあります。
ただ、わたしぐらいの年齢になると、今まで続けてきた読書法をそう簡単には変えられません。

わたしが本書を読んだ理由は、巻末に
社会人が読んでおくべき五〇冊リスト
がのっているからです。
私が読んでいない本もかなりあり、今後の本選びの参考にしようと思います。

本書には、読書術に関する方法が、ほぼ全て網羅されています。
シニアというより若い人におすすめの本です。

角田陽一郎著「読書をプロデュース」

著者角田陽一郎(かくた よういちろう)は1970年生まれ。
バラエティプロデューサー、文化資源学研究者。

著者は新書を読むことをすすめている。
わたしも新書が大好きです。
本の内容というよりも、新書の大きさがわたしの手に馴染み、電車の中でも片手で持って読めるからです。

本書にはオススメの新書が多数のっており、その点では参考になります。
また著者は、ジャケ買いや積ん読を否定しない。
ジャケ買い(ジャケがい)とは、本の内容など関係なしに、店頭で本の表紙などが気に入ったという理由で購入すること。
まあ、人にはそれぞれの考えがあるのでなんともいえませんが、わたしはジャケ買いにはあまり賛成できません。
本棚に飾るために本を買うなんて、もったいないです。

とはいえ、実はわたしもたまにジャケ買いしてしまいます(反省)。
わたしのような新書の好きな方にはおすすめの本です。

出口治明著「人生を面白くする本物の教養」

著者出口治明(でぐち はるあき)は、1948年生まれ。
日本の実業家。ライフネット生命保険株式会社創業者。
「現代の知の巨人」とも言われ、読書好きの方なら知らない人はいないと思います。

本書では教養の源を「本」「人」「旅」としています。

「広く浅く」ではなく「広く、ある程度深い」素養が必要
            (同書・38ページ)

厳しいお言葉。
わたしには「広く、ある程度深い」教養を身につけるなどとても無理な話です。

欧米の若者とはすでに大学の段階で差がついている
            (同書・42ページ)

アメリカの大学生は日本の約4倍の本を読んでおり、勉強量に圧倒的な差があるそうです。

「いまさらもう遅い」はサボるための言い訳
「今日の皆さんが一番若いのです」
「もう手遅れだ」と思うぐらいなら、今夜から読み始めればいいだけのことです。
            (同書・62ページ)

「今日が一番若い日」とはよく言われる言葉です。
かくいうわたしも「いまさら」とか「もう年だから」といった言い訳を口にしてしまいます。

新しい分野を勉強するときは分厚い本から入る
一般的には、薄い入門書から読み始めて、次第に分厚い本に挑んでいくようですが、私は逆のほうがいいと思っています。
分厚い本には詳しく高度なことがたくさん書かれていますから、・・・・・
            (同書・105ページ)

今のわたしには、新しい分野を勉強する予定はありません。
でもその必要が出てきたときには厚い本、これでいってみます。

古典は無条件で優れている
何十年も何百年も、無数の人々の眼力に耐え、市場で生き残ってきたものは、いいに決まっています。
            (同書・110ページ)

たしかに古典については著者の言うとおりだと思います。
しかし古典というのはちょっとハードルが高い。
まあ、わたしはあまり古典にこだわらずに読書ライフを楽しんでいきたいと思っています。

若い方、特に将来に向け勉強しようという意欲のある方にはおすすめの本です。

まとめ

図書館を活用し、手当り次第に本を読み散らかしている今日このごろです。
おすすめの本については、本文を参考にしてください。
今後もできる限りおすすめ本の紹介を続けていきたいと思っています。

 

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