現代の若き知の巨人〜佐藤優、池上彰。両名の知識の源泉がわかる本。

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読書
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こんにちは、たどんです。
少し前に「現代の知の巨人」出口治明氏の著書を紹介しました。


現代の若手の「知の巨人」佐藤優氏についても、以前にも当ブログで記事をアップしたことがあります。
「読書の技法」若き知の巨人の読書術・勉強術を真似てみよう。
世の中には決まった読書法などありません。しかし、一流の読書家がどのように日々読書をしているか、非常に興味があります。現代日本の知識人の中でも、多読家と言われる佐藤優氏の「読書の技法」。同氏の読書術・勉強術についての記述や写真が満載です。

今回はその佐藤優氏の本を2冊紹介しますが、そのうち1冊はやはり「現代の知の巨人」といっても良い、池上彰氏との共著です。

「僕らが毎日やっている最強の読み方」佐藤優、池上彰共著

副題が、

新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

となっています。

かんたんな内容

本書は、2人が毎日どのようにして新聞、雑誌、メディアに触れ、知識を吸収しているのか。
2人の知の源は何か。
その一端を垣間見ることができます。

目次を見ると
第1章 僕らの新聞の読み方
第2章 僕らの雑誌の読み方
第3章 僕らのネットの使い方
第4章 僕らの書籍の読み方
第5章 僕らの教科書・学習参考書の使い方

感想

ジャーナリストの池上彰氏と作家の佐藤優氏。
どうすれば、彼らのように自分の力で世の中を読み解けるのか?
新聞、雑誌、ネット、書籍、教科書・学習参考書…と多様なメディアをどう使いこなせば良いのか?
本書は2人の「知の源泉」を知り、自分なりの知の技法を磨くための一冊です。

わたしは若いころ、買った本は「せっかく買ったのに、もったいない」と我慢して最期まで読んでいました。
しかし、ある程度の年齢になると、人生の残り時間を考えるようになり、「面白くない本を我慢して読むより、読む時間のほうがもったいない」と思うようになりました。
そこで最近では、「じっくり熟読する本」と「速読で済ませる本」を分けるようにしています。

池上氏は
ネットは最小限、アナログ重視。
新聞10紙を、朝20分+夜1時間で読むそうです。
気になる記事は、ジャンルごとにファイルでまとめて保存。

佐藤氏は
アナログとデジタルを使い分け。
約8割の新聞は電子版で読み、気になる記事は「エバーノート」に保存。
ノートは紙を愛用し、1冊に集約しています。

「野蛮人の図書室」佐藤優著

教養人になるための書籍を紹介する書評集です。

著者は博学で知られており、また圧倒的な読書量を誇ります。
わたしは以前「読書の技法」という著者の本を読み、刺激を受けました。

著者がすすめる高校の世界史や日本史の教科書を買い揃え読んだりもしました。
また、普段使うメモ用にと厚手のB5のノートとシャープペンシルに2Bの芯を入れて持ち歩くようにしました。
そう、わたしはまず外見から入る(真似をする)のです。

佐藤氏は、年齢はわたしより若いのに、その知識量に驚きます。

さて、「野蛮人の図書室」。
この本は、「読書の技法」よりも前に刊行された本です。
いわゆる書評集です。
今思えば、著者の本、先に「読書の技法」を読んでおいて良かった。
本書「野蛮人の図書室」を先に読んでいたら、もう著者の本を読むことはなかったでしょう。

なぜなら、本書は知識に飢えたまだ若い人ならともかく、わたしにはすこしレベルが高かったからです。
わたし程度の頭ではとても読みこなせないような本が多数紹介されています。

著者紹介

知らない方はいないと思いますので、ゴクゴク簡単に。

池上 彰
1950年生まれ。ジャーナリスト。2005年NHKからフリーに。TV等でも活躍中。

佐藤 優
1960年生まれ。元外務事務官・作家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。

まとめ

ネットでは、著者お二人(特に池上氏)に対する批判などもあるようです。
しかし池上氏の博識なところや難しいニュースでも誰にもわかるように優しく伝える能力は本当に素晴らしいと思います。
また佐藤氏の知識やデータに基づいた話は勉強になります。

お二人の著作は読んで損はないと思います。

 

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