「謎解きはディナーのあとで」シニアでも楽しめる小説です。

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こんにちは、たどんです。
今回ご紹介するのは、東川篤哉著「謎解きはディナーのあとで」、推理小説というジャンルに入るのでしょうが、短編集のような構成で1話完結です。
暇な時に楽しくサラッと読める小説で、シニアでも充分楽しめる小説です。

簡単な本作品の内容

東京の郊外にある国立市、立川市、国分寺市の3市を管轄する国立警察署。
この国立署の新米女性刑事である宝生麗子、実は、世界的なグループ企業「宝生グループ」の総帥の一人娘である。
職場では、麗子の正体を知らない風祭警部のもとで犯罪捜査にあたっているが、風祭警部とは反りが合わず、時には言い合いになることも。
しかし、バーバリーやアルマーニというブランドを地味に着こなしてはいるものの、真面目に刑事の仕事に専念している。
「宝生グループ」のお嬢様である麗子には、プライベートでは麗子専属の執事兼運転手の影山が仕えている。
この影山は、麗子をたて、執事の仕事は実直にこなしている。
また影山は、推理力に優れ、麗子が直面している難事件を、麗子から捜査状況を聞いただけで真相を解明してしまう。
このときの影山と麗子の掛け合いがまた面白い。

読みどころ

1話完結で読みやすい

「謎解きはディナーのあとで」は1巻から3巻まで計3冊出ていますが、いずれも1冊7話ぐらいで構成されています。
例えば、「謎解きはディナーのあとで1」は7話のショートストーリーからなっているが、1話完結、事件が解決します。
この1話がサラッと読める分量なのが嬉しい。

麗子と影山の会話が面白い

麗子お嬢様の執事影山は、一見実直な執事兼運転手であるが、時折一介の執事にあるまじき麗子に発する暴言が麗子を怒らせます。
「お嬢様はバカですか?」などと言われ、そのたびに麗子もブチ切れてしまいます。
しかし、影山の推理がいつも的を得ているため、「首だあ〜」といいながらもなかなか首にはできません。
麗子も影山の推理力には一目も二目も置いているんですね。
この麗子と影山の会話のやりとりがまた面白いんです。

推理小説は苦手、という方でもO.K.!

「謎解きはディナーのあとで」は、もともと女性読者向けに書かれた小説だそうです。
したがって、今まであまり推理小説というものに馴染みがなかった方でも読みやすく書かれています。
かといっていい加減な推理ではなく、物的証拠や状況証拠の積み重ねによって犯人に到達する、極めて正統派の推理小説だと思います。
今まで、推理小説はどうも苦手だ、という方も、本書をきっかけに推理小説ファンになるかもしれません。

今まであまりない設定

一介の刑事がお金持ち、という物語は、
筒井康隆著「富豪刑事」
という小説が有名です。
また、マンガでも、私が好きだった
本宮ひろ志作「俺の空」刑事編
などがあります。
執事が名推理を働かせる物語としては、
上川隆也主演「執事 西園寺の名推理」
というテレビドラマがあります。
このテレビドラマは2019年4月19日から第2シリーズが放送されますが、面白いですよ。
しかし、お金持ちの刑事とその執事、という設定は、本作品以外に私は知りません。
だいたいお金持ちの刑事なんて現実離れしていますし、また今の世の中、そんな優秀な執事なんてまずいないでしょう。
でも、小説は、現実離れした世界を楽しむものでもあります。
読んで楽しければいいんです。

本作品の受賞歴

私が初めて本作品を知ったのは、TBSテレビで毎週土曜日に放送されている「王様のブランチ」という番組で紹介されたからです。
その後、2011年の本屋大賞を受賞していますが、私は今と同じで、未読の本が多すぎて、買うには至りませんでした。
またその後、本作品は映画やテレビドラマ化もされ、私は映画は見てませんが、テレビドラマは見てました。
執事が嵐の櫻井くん、麗子が北川景子、これはなかなかはまり役だったと思います。

宝生といえば

私、女優の宝生舞(ほうしょうまい)のファンでした。
特に江角マキコ主演の「ショムニ」、毎回見てました。
残念なことにもう芸能界を引退してしまいましたが、「謎解きはディナーのあとで」を読む気になったのも、主人公が宝生だったから・・・。
そんなことないか・・・。

著者 東川篤哉(ひがしがわ とくや)

著者は、まだ50代。
本作品の後も多くの作品を書いています。
2012年「放課後はミステリーとともに」
2014年「春の十字架」
2015年「ゆるキャラはなぜ殺される」
などが代表作ですが、いずれも日本推理作家協会賞候補にあげられています。
今後もまだまだ良い作品を書いてくれるものと思います。

女性刑事について(余談)

女性の社会進出が叫ばれるようになってからもうかなりたちます。
1985年、男女雇用機会均等法成立
1997年、改正男女雇用機会均等法成立
2006年、改正男女雇用機会均等法成立
と法改正も段階を踏んで成立しています。
男性の職場にも女性が進出するようになったのは、最後の改正2006年以降ぐらいからでしょうか。
それまでは、トラックやバスの運転手さん、刑事、などはまさしく男の仕事、という感じでした。
警察も、各地域地域ごとに警察署があり、その警察署には必ず刑事課があります。
以前は女性刑事なんてあまり聞きませんでした。
ところが今は、どの警察署の刑事課でも女性刑事のいないところはありません。
驚くのは、暴力担当刑事にも女性がいることです。
大丈夫なんでしょうか。
私は基本的には女性がいろんな職場に進出することは賛成です。
なんでもやってみなければその適性なんかわかりません。
でも、なんでも男性と同じような仕事を女性がすべき、というのは反対です。
やはり、男性とは身体的に違いがあります。
男性ならでは、女性ならでは、の職場があっても良いと思います。

まとめ

著者東川篤哉の本で初めて読んだのがこの「謎解きはディナーのあとで」です。
全3冊、一気に読めます。
私の読書記録には「読み始めたらスイスイ。なかなか面白い。お嬢様と執事の掛け合い、よく考えるものだ。小説家というのは大したものだ。」などと偉そうに書いています。
続編の4冊目が出たら、まず間違いなく購入するでしょう。
気軽に推理とミステリーを楽しみたい方におすすめです。
 

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