「このミス」大賞受賞「チーム・バチスタの栄光」読んで損なし❗

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こんにちは、たどんです。
今回は、海堂尊の長編小説「チーム・バチスタの栄光」のご紹介です。
本作品は、第4回(2005年)「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品でもあります。

簡単なあらすじ

桜宮市にある東城大学医学部付属病院は、アメリカから桐生恭一を招聘(しょうへい)した。
桐生は、フロリダにある心臓専門病院の心臓外科の権威としてその名を轟かせていた。
そして日本に来た桐生は、東城大学医学部付属病院で、外科チームを編成した。
その外科チームは「チーム・バチスタ」と呼ばれ、心臓移植の代替手術である「バチスタ手術」を専門に行い、手術の成功率100%を誇っていた。
ところが、3件立て続けに、手術中の死亡事故が発生した。
そのころ、少年ゲリラ兵のバチスタ手術を行うことになり、「チーム・バチスタ」がメディアの注目を集めることとなった。
手術中の死亡自己の原因究明のため、病院長の高階は、田口公平医師に内部調査を下命した。
田口医師は、同病院の神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来の責任者である。
不定愁訴外来は、同病院関係者からは「愚痴外来」とある意味さげすまされていた。
田口医師は、「チーム・バチスタ」のメンバーから聞き取り調査を開始するが、原因の究明には困難を極めていた。
そんな時、厚生労働省の役人白鳥が調査に入ってくる。
さて、事故か、事件か、結末やいかに・・・。

設定に若干の無理はあるが・・・

医療過誤となれば大学病院にとってはその存続に直結するぐらいの重大事案でしょう。
そんな大事な自己の調査に、神経内科の万年講師を当たらせるなどありえませんよね。
でも、いいんです。
小さいことは気にしない。
主人公の田口医師は、愚痴外来の医師として、日頃から患者さんのぐちを聞いてあげるのが仕事のようなもの。
したがって、「チーム・バチスタ」のメンバーから話を聞くのに適任かもしれません。

医療関係の専門用語が難しいのでは?

大丈夫です。
医療関係にはズブの素人である私にも概ね内容は理解できます。
心臓手術、薬品、医療器具等の説明もありますが、私は一字一句熟読なんかしませんでした。
要はストーリーがわかればいいんですから。
これから医療の専門家になるわけじゃなし、サラッと読むところはサラッと、緩急つけていきましょう。
読書好きな人なら何ら問題ありません。

はじめチョロチョロ、中パッパ

小説の序盤はストーリー展開もややスローモーです。
私も最初は読んでいて、なんかかったるいなあ、と思ったことはたしかです。
ところが、途中厚生労働省の役人が登場してからは、物語もテンポよく動き始めます。
後は最後までイッキです。
考えてみればどんな小説でも気持ちが物語に入り込むまではある程度読み進める必要があるんですよね。

特別切れ者というわけでもない主人公がまた良い

よくミステリーや推理小説を読むと、聡明な主人公が、思いもよらない着眼点、推理力を働かせ、難事件をバッタバッタと解決していきます。
「チーム・バチスタの栄光」の主人公田口公平医師は、思慮深いタイプではありますが、切れ者、というわけではありません。
まあ、お医者さんなので、我々凡人よりは偏差値も高いのでしょうが、スーパーマンのような探偵よりは感情移入しやすいと思います。

山崎豊子著「白い巨塔」

大学病院の闇を描いた小説として、我々シニアがまず思い浮かべるのは、山崎豊子著「白い巨塔」でしょう。
でも安心してください。
「白い巨塔」ほどドロドロした物語ではありません。

竹内結子

「チーム・バチスタの栄光」が出版されてから間もなく、映画化されました。
主演が竹内結子、はじめ竹内結子は誰の役をやるんだろう、と思いました。
小説の主人公田口公平医師、それが映画では田口公子として竹内結子が演じると知り、大胆に原作をいじったものだな、と感じたのを覚えています。
余談ですが、私、竹内結子を間近で見たことがあります。
まだ元夫中村獅童と結婚する前だったと思います。
あたりが暗くなった午後6時頃、東京のど真ん中の日比谷公園で、スタッフに囲まれ竹内結子が撮影をしてました。
何の撮影かはわかりません。
暗い周囲の中で、竹内結子だけがライトの影響でしょうか、光り輝いていました。
本当にお人形さんみたいで、あまりの美しさにしばらく見とれていました。
単純な私は、それ以来竹内結子のファンです。
中村獅童と結婚したときは残念でした。
しかし、離婚したときは、「それでいいのだ」と一人納得したのを覚えています。

著者海堂尊

著者は現役のお医者さんです。
お医者さん、という仕事だけでもハードなのに、良くこんな小説を書くことができますよね。
やはり私のようなものとは頭の構造が違うんでしょうね。
普通、専門家が書くと、その専門分野の部分が難しくなってしまうものです。
しかし著者海堂尊は、難しいことを素人でもわかるように優しく書いています。
普通の能力・文章力ではなかなかできないことです。

まとめ

なにか本作品とは関係ないことばかり書いてしまったような気がします。
とにかく一度暇な時にでも読んでみてください。
「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しただけのことはあります。
やはり、有名な文学賞を受賞した作品というのは、読み手を引きつけるなにかがあるのでしょうね。
最初はそうでもありませんが、徐々に物語に引き込まれ、後はあっという間に最終頁。
そんな小説です。
 

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