小名木善行著「ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人❗」おすすめです。

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読書
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こんにちは、たどんです。
今回は、日本人なら読んでおきたい本のご紹介です。

ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人!

旧石器時代から昭和までの日本人の凄さを語るエピソード集。
元文部科学大臣の中山成彬氏が「日本人に生まれて、本当によかったと思える本です」と推薦するのもわかります。

強く印象に残ったところをピックアップすると

縄文時代 漆と縄文文化

古来より、中国からの渡来品だと言われてきた漆(うるし)。
わたしもずっとそう信じてきました。
しかし、日本の遺跡から発掘された漆の木片を検証した結果、漆の技術は日本で生まれ中国に渡った、という可能性が高いようです。
(同書・30ページ)

もちろん中国は頭から否定してますが。

平安時代 菅原道真公の決断

学問の神様として名高い菅原道真公といえば太宰府天満宮。
しかし、東京の上野にも菅原道真公が祀られた湯島天神があり、わたしも昔何度かお参りに行ったことがあります。

出世街道を突っ走っていた道真公。
彼を恨んだ者の陰謀・術策により、中央から九州の大宰府に左遷させられた。
死後は日本三大怨霊の一人と言われたが、現在では学問の神様として親しまれている。
本書では、道真公が恨みを買った原因は「民の生活の安穏」のため鎖国を断行したからだという。
(同書・89ページ)

こんな話、初めて聞きました。

昭和 世界を救った小麦

世界中の人類の命を支える小麦。
日本人の稲塚権次郎氏が開発した「小麦農林十号」を、戦後日本を占領していたGHQが母国アメリカに不当に持ち帰り、若干の改良を加えて全米の農家に配布したという。
今、世界では、数百種類の小麦があるが、そのほとんどが「小麦農林十号」の子どもたちである。
(同書・201ページ)

こんな事実も全く知りませんでした。

自虐史観

わたしは、戦後の昭和の世を生きてきました。
「自虐史観」という言葉がありますが、わたしが受けてきた教育はまさにそうでした。

中学校や高校の、特に歴史の授業などでは、
日本が侵略戦争をはじめた
日本は悪いことをした
という考えが根本にあり、その上にたった授業をしていました。

わたしも、当時は、
東京大空襲により東京が焼け尽くされたり、原爆を落とされたりしたことも、すべては日本が悪い、仕方ないことだった
と思っていました。

大学や社会人となって、自分でも少し歴史を勉強するようになり、徐々にその考えも変化してきましたが。

今の歴史教育についてはよくわかりません。
しかし、当時のわたしと同じような、日本に対してネガティブに考えている人に
日本は、日本人は、本当は素晴らしい国、人なんだ
と思わせてくれる本です。

著者 小名木善行

1956(昭和31)年生まれ。
国史研究家。
著者のブログは、月80~100万人の訪問があるという。
本書の他にも
「縄文文明 世界中の教科書から消された歴史の真実」
「ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」: 千年の時を超えて明かされる真実」
など多くの著書がある。

まとめ

世界に目を向けると、戦争や内戦に苦しむ国民、貧困にあえぐ国民のニュースが尽きることはありません。
わたしは日本という国に生まれ育って70年近く。
仕事での苦労や親兄弟との悲しい別れなど、個人的にはつらいこともありました。
それは誰しも経験することです。
でも、つらいことを上回るくらい楽しいこともありました。
日本に生まれ、日本人として生きてきて幸せだったな、と心から思っています。

本書を読んで、その幸せをかみしめています。

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