映画ランボーの原作「一人だけの軍隊」映画を観た方でも楽しめます

読書
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こんにちは、たどんです。
今回は、映画「ランボー」の原作、ディヴィット・マレル著「一人だけの軍隊」の紹介です。

簡単なあらすじ

アメリカのケンタッキー州の田舎町に一人の男が現れた。
その名は「ランボー」。
ベトナム帰還兵だ。
ベトナム戦争ではグリーンベレー隊員として、数々の功績を上げたが、戦争帰りの若者に世間の風当たりは冷たかった。
職もなく、さまよいたどり着いた田舎町の警察署長も、悪いことなどしていないランボーを街から追い出そうとした。
警察署長は、得体の知れない若者が街にいると騒ぎのもとになる、平和な街を乱されたくない。
そこでおとなしく街から出ていこうとしないランボーを警察署の留置場に留置しようとした。
警察官がランボーの体を手荒く洗い、髪を切り、ヒゲを剃ろうとカミソリをランボーに近づけた時、ベトナムで受けた拷問がフラッシュバックした。
警察官を倒して拳銃を奪い、近くの山の中へ逃げ込んだ。
警察署長は、直ちに部下を動員し、ランボーの捜索に入るが、ランボーはゲリラ戦のプロ、その能力は多数の軍隊に匹敵する。
ランボー一人だけの軍隊と警察部隊と死闘が始まる。

映画「ランボー」

本書「一人だけの軍隊」を読んだことはないけど、映画「ランボー」は見たことがある、という方は多いでしょう。
シルヴェスター・スタローン主演の映画「ランボー」が初上映されたのが1982年、もう35年以上経ちます。
以来第4作「ランボー最後の戦場」まで製作・公開されています。
「ロッキー」とならんでシルヴェスター・スタローンのヒット作となりました。
その「ランボー」、シリーズ最新作となる第5弾の撮影がスタートした、という情報が入ってきました。
楽しみです。

映画「ランボー」との相違点

本書「一人だけの軍隊」は、映画「ランボー」の第1作の原作です。
小説と映画の違いをことこまかに話してしまうと、小説を読む意欲が半減してしまうと思います。
そこでここでは、ネタバレにならないように注意しながら、ちょっとした相違点を話します。

舞台が違う

物語の舞台、映画ではアメリカのワシントン州、小説ではアメリカのケンタッキー州です。
太平洋に面したアメリカ西部のワシントン州とアメリカ中東部のケンタッキー州。
東西にだいぶかけ離れた位置設定にしたものですね。

上記舞台を訪問した理由が違う

映画ではベトナム時代の戦友を訪ねるため、小説では職もなく放浪していたため。
ランボーが警察にしょっぴかれるのは同じですが、映画の方が舞台となった田舎町を、ちゃんとした理由があって訪問しているため、ランボーの味方をしたくなりますよね。

ランボーを捕まえた警察官

映画では、ランボーを捕まえたティーズルは「保安官」、小説ではティーズルは「警察署長」、という設定です。
まあ、だからなんだと言われたらそれまでですが。
ただ、アメリカの「保安官」というのは偉いんですね。
映画を観ると、立派な個室がティーズルの執務室となっており、日本の「警察署長」のような感じです。

ランボーが殺した警察官は?

映画「ランボー」では、たしかランボーが直接手を下して殺害した警察官はいなかったと思います。
一人なくなってますが、それもヘリコプター事故によるものです。
さて、小説は・・・。

結末が違う

これはネタバレになってしまうのでこれ以上は話しません。
映画「ランボー」と、最初から最後まで大筋で一緒だと、小説を読む気がなくなってしまうと思います。
でも大丈夫。
映画を観た方でも十分楽しめる小説です。

まとめ

私が小説を読む前、映画「ランボー」を2〜3回は観ています。
それでも小説は楽しめました。
映画でも小説でも好みというのは当然あり、私のように年甲斐もなくアクションモノが好きだ、という方ならば本書も読んでも損はない小説だと思います。
ただ、本書「一人だけの軍隊」は、決して構えて読む必要はありません。
「暇つぶしに映画ランボーの原作でも読んでみるか」ぐらいのつもりで気楽に読んでいただければ、と思います。
文庫本で300頁ちょい、十分1日で読めると思います。
では、良き読書ライフを!
 

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