こんにちは、たどんです。
今回は、おすすめ本の紹介です。
増え続ける薬
病院で処方される薬。
幸いなことに私は今のところ、お医者さんから処方され服用しているのは整腸剤ぐらいです。
しかし、私の妻と娘は、もう何種類の薬を朝・昼・晩と飲んでいるか、数え切れないくらいの量です。
年々その種類と量が増え続けています。
特に大学病院など専門の科が細かく別れているところでは、その部署ごとに別々の薬を処方されるので、薬が増えていくのは仕方のないところ。
薬代もバカになりません。
しかしわたし達は、医学については全く無知です。
病院やお医者さんを信用するしかありません。
そんなとき本書に出会いました。
私は昔から、現代の知の巨人ともいわれた渡部昇一先生の本が好きでよく読んでいました。
その渡部先生が何かの本で推薦していたのが、三石巌著「医学常識はウソだらけ」です。
著者 三石巌
著者は還暦(60歳)の年、白内障の診断を受け、2〜3年で失明する、との宣告を受けました。
著者は物理学の大学の先生でしたが、自分で研究し、ビタミンCを大量に摂取することにより白内障の進行を食い止めることができました。
それ以降、医学の常識を疑うようになり、栄養に着目し、「分子栄養学」を提唱します。
95歳でなくなるまで、病院とはほとんど無縁の生活を送りました。
感想
著者の記述の中で、私が共鳴したのは
① 有酸素運動は息が荒くなったところでやめる
ハードな運動はストレスを生み、ガン細胞の大敵であるNK細胞を減らしてしまう。② アイソメトリックス運動で筋肉増強を図る
鍛えたい筋肉が全力で収縮した状態を、6秒間続ける。それを何回か繰り返す。③ 「笑い」は膠原病をも治癒できる。
以上3点です。
①有酸素運動
昔、中学校や高校で「体力測定」というのがあり、その中の種目で「1500m走」がありました。
わたしはその「1500m走」が大嫌いでした。
なぜなら、苦しいからです。
著者は「有酸素運動は息が荒くなったところでやめる」といいます。
その意見に大賛成です。
②アイソメトリックス運動
筋トレ好きの人はご存知かと思います。
わたしはお風呂にはいり、湯船につかっているときに必ず行っています。
まあ、単発にしかやってないので効果は余り期待していませんが。
でも、決してきつい運動ではありません。
③「笑い」
妻は大学病院の膠原病内科に通院しています。
病名は関節リウマチですが。
だからこそ「『笑い』は膠原病をも治癒できる」という一文には惹きつけられました
これからは、妻のため、今まで以上に「笑い」のある家庭にしていこうと思います。
まとめ
人間誰しも苦しいことは避けたいもの。
わたしなんか特にその典型です。
その点本書は少し気を楽にしてくれる。
昔、近藤誠著「患者よ、がんと闘うな」という本が売れ、わたしも読みました。
この本は、従来のがん治療に疑問を投げかけ、医学界を騒がせたと記憶しています。
この本が読まれたのは、がんになった場合、できれば手術したくない、抗がん剤治療はしたくない、という多くの人の願望にマッチしたからだと思います。
三石巌著「医学常識はウソだらけ」も健康長寿を目指す方には、日常生活を送る上での一つの指針を与えてくれるのではないでしょうか。