渡辺淳一著「鈍感力」これを身につければ人生バラ色!

読書
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こんにちは、たどんです。
今回は、本の紹介です。

簡単な本書の内容

普通「鈍感」という言葉は良い意味では使われない。
「お前本当に鈍感だな。」
「にぶい奴、鈍感。」
といえば決してほめ言葉ではない。
しかし本書では、
「些細なことで揺るがない「鈍さ」こそ、生きていく上で最も大切だ」
と説く。
そして「鈍感力」とは、

長い人生の途中、苦しいことや辛いこと、さらには失敗することなどいろいろある。そういう気が落ち込むときにもそのまま崩れず、また立ち上がって前へ向かって明るくすすんでいく。

そういうしたたかな力を鈍感力といっている。
(本書 3ページ)
仕事や恋愛、そして日々の生活を送るうえでもこの鈍感力の重要性を説いている。

感想

ベストセラー

本書は、平成19年に刊行、100万部を超える大ベストセラーとなりました。
また「鈍感力」という言葉は、当時の流行語大賞にもノミネートされています。
わたしも当時、本書を読んでもいないくせに、日常会話の中で「鈍感力」という言葉を再三使ったことを覚えています。

わたしは真逆の性格

わたしの血液型は「A型」です。
昔から「A型」の血液型の人は、よく
ナイーヴ、繊細、神経質、几帳面
な性格だ、と言われてきました。
たしかにそういった面は否めません。
というのも、わたしは
・ 仕事で上司から叱られるといつまでも引きずる、
・ 周囲の言動が気にかかる
・ いろんな面で完璧主義
など「A型」の特徴と言われる性格に結構当てはまるところが多いようです。
事が起こっても常にどっしり構えて的確に処理し、周囲の人間に惑わされることがない、そんな男になりたい、と常々思ってきました。
ただ、だらしなく、汚いのはダメです。

鈍感力を身につけるには

著者は「おおらかなお母さまに育ててもらうこと」(4ページ)といいます。
でもこれはもう遅い。
また著者は

鈍感力を養うには、「図にのる」ということも必要です。別の言葉でいうと「いい気になる」ということです。まずその人を図にのせて褒(ほ)める人が必要です。
(本書85ページ)

とも言います。これには遅すぎるということはありません。
わたしなんかこの年になっても女房殿に褒められるとうれしいもんです。
これからはお願いしてもっともっと褒めてもらうことにしよう。

頑固なのか、ワガママなのか

「鈍感力」が大事だということはわかりました。
また本書では
だいたい年齢をとっても元気な人はほとんど他人の話をききません。
(同書・36ページ)
といいます。
わたしの周囲をみてもたしかに納得です。
人の言うことに同調しない、わが道を行く、そういうお年寄りのほうが多いように思います。
でもわたしは、やはり周囲に気配りのできる老人になりたいし、「頑固な老人」よりも「柔和な老人」でありたい、と思います。

まとめ

渡辺淳一という作家からは、まず「失楽園」という小説が思い浮かぶ方が多いと思います。
わたしも本は読んでませんが映画は見ました。
本書を読んで、
別にシャープで鋭敏な老人になる必要なんかないんだ
少し鈍感なくらいでいいんだ
と、ちょっと勇気づけられました。
みなさんも機会があれば手にとってみてはいかがでしょうか?

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