樋口裕一著「65歳何もしない勇気」もっと気楽に行きましょうよ!

読書
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こんにちは、たどんです。
今回は、樋口裕一著「65歳何もしない勇気」の紹介です。

簡単な内容

定年後の生き方についての指南本は数多い。
そのほとんどは、「趣味を持て」「自宅地域での交流を大切に」などなど。
こうすべき、こうしなさい、とやるべきことを指南する。
しかし本書は違ったスタンス。
「我慢はするな」「無理はするな」「がんばらなくていい」などなど。
わたしのようにズボラな人間にとっては耳障りの良い本である。

わたしの定年後


わたしは、60歳で定年後
・ Mac(パソコン)に挑戦
・ ブログ開設
という目標は達成できました。
これは定年前からぜひやりたいと思っていたことで、再就職して働きながらなんとかやり遂げることはできました。
65歳で再々就職。
今は、細々と当ブログを継続。
あとはコロナで御朱印巡りや旅行もできないので、読書をしたりしてのんびりと過ごしています。
最近手をつけだしたことといえば終活(エンディング)ノートを書き始めたり、終活の一環としての断捨離でしょうか。

何かを極めたい

定年後のあり余る時間を活用し、何か一つのことを極めたい、と考えている方も多いのではないでしょうか。
そして、あれをしたい、これもしたい、とついつい欲張ってしまう。
年をとってから功成り名遂げた人として、よく伊能忠敬の名が挙げられます。
でもこういう方は特別です。
何かを極める、などと大きく考えず、好きなことをする、というスタンスで良いのではないでしょうか。
気楽に考えましょう。

簡単な読後感

本書を読んで改めて感じたことを述べると

ボーッと生きたっていいじゃないか

NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」をよく観ます。
ナイナイの岡村やゲスト回答者が、チコちゃんの質問に間違えると、5歳のチコちゃんから
ボーッと生きてんじゃねーよ
と叱られます。
その質問というのがどれもあまりに素朴な質問なので、知ってそうで知らない。
わたしもほとんど回答できません。
でも最近思うんです。
定年後は、少しボーッと生きてもいいんじゃないか、と。

無理にやることを作らない

現役のころ、スケジュールややるべきことが埋まり、それをこなすことに一種の達成感を感じていました。
しかし定年後は、埋めるべきスケジュールややるべきこともほとんどなくなります。
今わたしは、紙の手帳などはやめ、スマホのアプリで月に数回あるかないかの病院などの予定や、ToDoリストも忘れ物防止のための買い物リストになってしまいました。
でもそれでいいと思っています。

欲張らないで生きる

趣味や生きがい、あったほうが良いに決まってます。
でも、あれもこれもと欲張らない。
わたしには趣味と言えるものはありません。
好きな読書をしたり、テレビやAmazonプライムビデオで時代劇を観たり。
そして思いついたときにブログを更新する。
わたしはこれでいいかな、と思っています。

気持ちが楽になる

定年後とはいえ、お金のこと、病気のこと、家族のこと、考えなければならない、やらなければならないことは非常に多いもんです。
世の指南本はそれに加えて、やれ趣味を持て、だとか、やれ地域との交流を大事に、とかそんなにできるわけないじゃないですか。
定年後、こんなはずじゃなかった、と考えている方は多いと思います。
本書はそんな方におすすめ。
ああ、こんなもんでいいんだ、と気持ちが楽になりますよ。

まとめ

本書はサラッと読めます。
定価は1000円以上しますが薄い本です。
ブックオフなんかで探しましたがなかなか見つかりませんでした。
趣味なんかない、定年後はもっと楽に生きたい、と思っている方で、お金に多少ゆとりのある方にはおすすめです。

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