「剣聖〜乱世に生きた五人の兵法者」作家5人による5篇の短編集

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こんにちは、たどんです。
今回は、久しぶりに時代小説、池波正太郎ほか著「剣聖」の紹介です。
副題は「乱世に生きた五人の兵法者」。
おすすめです。

本書の概要

副題に、「乱世に生きた五人の兵法者」とあるように、剣の達人といわれる5人の兵法者について、日本でも指折りの歴史時代小説作家5人が、それぞれ1編ずつ書かれた短編集です。
・ 池波正太郎〜新陰流・上泉伊勢守
・ 直木三十五〜新当流・塚原卜伝
・ 綱淵謙錠〜二天一流・宮本武蔵
・ 津本陽〜巌流・佐々木小次郎
・ 五味康祐〜柳生新陰流・柳生石舟斎。
有名な5人の剣豪の生き様を、第1級の書き手である5人の作家が、ギュッと凝縮させた内容のストーリー展開になっています。
それぞれの内容については読んでからのお楽しみ。
ここで詳細に語ることはしません。
文体がそれぞれ違う5人の作家、5つの短編集だとかえって読みづらいのではないか、とも思えます。
しかしそんな事はありません。
逆に、1冊の小説で、5人分の作家の小説が読めるのですから、儲けものです。

感想

新聞の書評を見て購入

わたしのつけている読書記録には
新聞の書評ではべた褒めであった。しかし、読んでみたらまあまあというところかな。サラッと読めてまあ面白かった。柳生と武蔵の剣についてがメインか。1日で読んでしまう。
とあります。
新聞の書評に載っていたのを見て買いました。
それまで本書の存在は知りませんでした。
安い買い物だったと思います。

私のお気に入り

5つの短編の中で、わたしが一番面白かったのが、新陰流・上泉伊勢守を描いた池波正太郎の「上泉伊勢守」です。
内容もさることながら、5人の作家の中で、一番読み込んでいるのが池波正太郎ということで、文体に馴染みがあるからなのかもしれません。

若手の台頭を期待

本書の5人の作家は、残念なことに皆さん既にお亡くなりになっています。
わたしは、歴史・時代・剣豪小説が大好きなので、5人のあとに続く若手作家の作品をあれこれとつまみ読みしています。
ただ、若手作家といっても総じて結構年配です。
本当の若い作家が台頭してくれるのを心待ちにしています。

まとめ

「剣聖」とは、剣の達人のこと。
ネットによれば、実在する「剣聖」として
・ 上泉信綱(上泉伊勢守)
・ 塚原卜伝
・ 伊藤一刀斎
・ 宮本武蔵
・ 薬丸兼成 (新蔵)
・ 男谷信友
・ 柳生石舟斎
等があげられるそうです。
佐々木小次郎は、「剣聖」というより「剣豪」だったのでしょうか?
佐々木小次郎が、巌流島の決闘で宮本武蔵と戦ったとき、70歳近い年齢だった、というのが史実のようです。
今のわたしより年上です。
自分より40歳近くも若い武蔵と闘った小次郎。
男ですよね。
本書はもう新刊では売ってないと思います。
わたしも中古で買いました。
今なら100円あまりで買えると思います。
その気になれば1日で読めると思いますので、気が向いた方は是非読んでみてください。

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