「武士道」冷え込む日韓関係。今こそ日本人の心を呼び覚ませ❗

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こんにちは、たどんです。
今回は、明治時代に日本を世界に知らしめた新渡戸稲造著「武士道」の紹介です。
今、日韓関係は、これまでにない最悪の状態だと言われています。
そこで、今こそ日本人の心を見つめ直そうと思い、本書を読み直してみました。
今回私が読んだ本は
「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道」新渡戸稲造著、岬龍一郎 (翻訳) (PHP文庫)
です。

武士道に関する著作

新渡戸稲造の「武士道」は、もともと欧米人に日本の心を知ってもらおうと英文で書かれたものです。
それを翻訳した書籍として、
① 「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道」岬龍一郎訳(PHP文庫)
② 「武士道」矢内原忠雄訳(岩波文庫)
③ 「武士道―人に勝ち、自分に克つ強靭な精神力を鍛える」奈良本辰也訳(知的生きかた文庫)
④ 「現代語訳 武士道」山本博文訳(ちくま新書)
などが有名です。
②の岩波文庫以外であれば、どれも読みやすいと思います。
岩波文庫の古典というのは、格式の高い感じがしますが、文章が堅い、というか読みづらいんです。
どの本もいろいろな評価がありますが、もし迷うようであれば、書店で手にとって自分が読みやすいと思った本を選べば良いと思います。

武士道

武士道の厳密な定義というものはなく、武士道という言葉は、新渡戸稲造著の著書から波及したもののようです。
新渡戸稲造は、武士道とは、武士が日常生活する上で守らなければならない考え方であり、一言で言えば、「武士の掟」すなわち武士階級の身分に伴う義務(ノーブレス・オブリージュ)である、と述べています。
ノーブレス・オブリージュとは、「貴族は、その身分にふさわしい行いをしなければならない」という意味のフランスのことわざだそうです。
貴族を武士に置き換えたわけですね。
そして新渡戸稲造は、武士道には聖書やコーランなどのようなバイブルはなく、武士の間で長い年月をかけて養われてきた考え方であると考えます。
「武士道」は
・ 当時のアメリカ大統領セオドア・ルーズベルトは「武士道」を読んでその精神に感銘を受け、後の日露戦争終結時日本のために講和に尽力
・ 同じく戦後の有名なアメリカ大統領ジョン・F・ケネディ大統領も、「武士道」を座右の書としていた
など、特に多くの外国人を魅了しています。

本書の目次

第1章 武士道とはなにか
第2章 武士道の源はどこにあるか
第3章 義〜武士道の礎石
第4章 勇〜勇気と忍耐
第5章 仁〜慈悲の心
第6章 礼〜仁・義を型として表す
第7章 誠〜武士道に二言がない理由
第8章 名誉〜命以上に大切な価値
第9章 忠義〜武士は何のために生きるのか
第10章 武士はどのように教育されたのか
第11章 克己〜自分に克つ
第12章 切腹と敵討ち–命をかけた義の実践
第13章 刀〜武士の魂
第14章 武家の女性に求められた理想
第15章 武士道はいかにして「大和魂」となったか
第16章 武士道はなお生き続けるか
第17章 武士道が日本人に遺したもの

新渡戸稲造の武士道とは

上記目次を見るとわかりように、新渡戸稲造は、「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」という7つの倫理観が武士道であり、明治時代の日本人にも倫理観・道徳観としてそなわっている、と説明しました。
新渡戸稲造は、7つの倫理観の中で最重要なのが、
「義」と「勇」であるとしています。
「義」と「勇」が、武士道を支える武士の基本的な条件であるとします。
「義」は、武士が必ず守るべき掟、言葉を変えれば「正義」、ということになるでしょう。
「勇」は、武士の不動心、何があっても動じない心、ということです。
以下、詳細は本書を読んでいただければ、と思いますが、7つの倫理観について、具体例をあげながら平易な言葉で記載されています。

新渡戸稲造とは

新渡戸稲造は、旧5000円札の顔でした。
したがって、日本人の多くは新渡戸稲造の名前ぐらいは知っているでしょう。
でも、新渡戸稲造が何をした人なのか、今でもよく知らない人が多いようです。
新渡戸稲造は、1862年(文久2年)生まれ、1933年(昭和8年)にその生涯を終えます。
ウィリアム・クラーク博士の「少年よ大志を抱け」で有名な札幌農学校(後の北海道大学)に入学、その後、キリスト教に入信し、当時としては珍しく外国人女性と結婚しています。
30代の後半、英文で「武士道」を書き上げ、1900年に出版されるや欧米人から高い評価を受けました。
その後、国際連盟事務次長も務めた他、東京女子大学初代学長、東京女子経済専門学校(東京文化短期大学・現:新渡戸文化短期大学)初代校長、などを歴任しました。

武士道執筆の経緯

なぜ新渡戸稲造は「武士道」を、しかも英文で執筆したのでしょうか?
「武士道」は、新渡戸稲造が37歳のときに執筆されました。
新渡戸稲造が、ドイツ留学中にベルギー人の法学者から
「日本では学校で宗教教育をしないというが、日本人の道徳教育はどのようにしているのか?」
と質問されたのが執筆の原因です。
新渡戸稲造は、「日本人にとって、昔から脈々と受け継がれてきた「武士道」こそが道徳教育なのではないか」と考えました。
そこで、日本古来の道徳すなわち「武士道」を海外に紹介するため、英文で執筆したのです。

なぜ今武士道なのか

私は戦後の生まれです。
私が小学校、中学校、高校の頃
・ 日本は戦争を始めた悪い国だ
・ 東南アジアを日本の植民地にしようとした
などと、先生から、戦前の日本を全否定するような教育(今考えればこれを「自虐史観」というのでしょうか)を受けてきました。
したがって、「武士道」などという本があるなどと話す先生は皆無でした。
広島や長崎の原子力爆弾や東京大空襲によって、何十万人の方が亡くなったことも、「日本が悪いことをしてきたのだから仕方ない。」というような口ぶりだったのです。
私はどうしても納得できませんでした。
しかし、私も大人になるまで「武士道」という本の存在すら知りませんでした。
そんな私も、時代小説に親しむようになり、「葉隠」や「武士道」という言葉を知るようになりました。
そして、
藤原正彦著「国家の品格」新潮新書
を読んで、感銘を受け、その本の中で著者が
いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神である
と説き、「武士道」を座右の書にしていることを知り、私も読んでみることにしたのです。
同書は刊行当時ベストセラーになった本で、読まれた方も多いのではないでしょうか。
いずれ当ブログでもご紹介したいと思っておりますが、日本人としての心を奮い立たせてくれます。
私は、柔道という武道を多少かじったこともあり、一般の方より日本古来の伝統のようなものに対する感受性が強いのかもしれません。
だからといって私は、アメリカナイズや共産主義を否定するわけではありません。
自由な国日本、自分の思うように生きればいいのではないかと思います。

まとめ

どうもとりとめのない話ばかりになってしまいました。
記事の最初に、最悪の日韓関係、と話しました。
韓国の前大統領、朴槿恵さんが「被害者と加害者の立場は1000年経っても変わらない」つまり「恨みの感情は1000年経っても変わらない」と話し話題になりました。
「いつまでも恨みの感情を持ち続ける」ことが韓国人の国民性であるならば致し方ないことです。
日本は、悲惨な戦争や戦後の苦しい時期を乗り越え、今でも過去の歴史を忘れたわけではありませんが、その歴史にとらわれず、常に未来を見て歩き続ける。
この日本人の国民性のほうが私は好きです。
近くて遠い隣国、韓国、今後も交わることはないでしょうが、最悪の日韓関係の今だからこそ、韓国の国民性の原点を探るより、先ずわが日本の精神を見つめ直すかっこうの時期なのではないでしょうか?
 

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