和田秀樹著「老いの品格」老いを素直に受け入れ、人生を楽しもう❗

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読書
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こんにちは、たどんです。
今回もまた和田秀樹氏の著作の紹介です。

著者 和田秀樹

著者は多作で、特に老後の健康についての著作を、次から次へと出版しています。

やはり東大医学部に現役合格した人は、頭の構造が我々とはちょっと違うんでしょうね。

著者の文章は非常に読みやすく、もう何冊か読破しています。

最近も「70歳から一気に老化する人しない人」という本の書評記事を当ブログにアップしています。

和田秀樹著「70歳から一気に老化する人しない人」。老化に勝つ❗
人生100年時代。そこに大きく立ちはだかるのが「健康寿命」。寝たきりで何もできずに100歳まで生きてもつまらない。和田秀樹著「70歳から一気に老化する人しない人」。著者は、70歳が老化の大きな壁だという。シニアの敵「老化」に戦いを挑むには?

「老いの品格」

「品格」という言葉のついたタイトルの本で頭に浮かぶのが
藤原正彦著「国家の品格」
坂東眞理子著「女性の品格」
です。
どちらもわたしの好きな新書本で、なかなか面白い内容です。

概要

本書は簡単に言うと、著者が「こんなふうに老いていきたい」という思いをまとめたもの。

筆者は品格ある老人とは、「品のある老人」「賢い老人」「おもしろい老人」という三つの資質を備えている人であるとする。
老いを素直に受け入れ、老いそのものを楽しむべき、とする。

できることを活かす

「できなくなったことを悲観するのではなく、できることを大切にして、それを活かしていく」
(同書・31ページ)

たしかに人は老いてくると、できないことが多くなってきます。
著者は、「できないことはあきらめて、できることを活かす」という。
できないことが多くなると精神的に落ち込んでしまうんですよね。
だからやる気のモチベーションを維持するのがなかなか難しいですね。

予行演習

著者は、プロ野球の選手や監督として活躍した野村克也さんを引き合いに、

「一人になったときの予行演習をしておく」
(同書・79ページ)

たしかに世の男性で、配偶者を失ったとたんに弱ってしまう人が多いようです。

エラそうにしていても、男なんて所詮弱い生き物です。
まるでわたしのことを言われているのかと思いました。

高田純次

「私が常識にとらわれることなく生きている老人のイメージとしているのが、タレントの高田純次さんです。」
(同書・87ページ)

わたしも高田純次さんは大好きです。
あんなふうに年を重ねたい、といつも思っています。

左翼と右翼

「歳をとるにつれて、サヨク高齢者とウヨク高齢者に分かれていきがちです」
(同書・113ページ)

テレビやネットを見ると、たしかに高齢者には極端に左がかった人やその逆の人を見かけます。

わたしは、あまりかたよった思想は持たず、どちらの意見にも柔軟に対応できる老人になりたい、と常々思っています。

知識の優位性

「誰もがスマホをもち、ネットで何でも調べられる時代になり、知識に優位性がなくなっているからこそ、その人のもつ人生哲学や経験が人間的な「深み」や「幅」につながっているかどうかが、大きな意味や価値をもつのだと思います。」
(同書・161ページ)

昔は「おばあちゃんの知恵袋」といって、老人には人生経験で積み重ねた知恵がありました。

今は、疑問点があればスマホですぐ調べられます。
だからいたずらに知識を詰め込むだけの勉強じゃダメなんですね。

人に頼る

「できないことは人に頼ってもいい。でも、そのかわりに自分にもまだできることがある、という発想をもちつづけたいものです。」
(同書・200ページ)

人間年をとると、なかなか人に頼ることができません。
変なプライドが邪魔をして、頑固になるんですよね。
たしかに高齢になると、できなくなることは増えてきます。
でも探せばできることだってたくさんあるはずです。
「他人に迷惑をかけたくない」という気持ちもわかりますが、介護制度など国民の権利として活用できるものはフルに活用し、頼るときには人に頼り、自分にできることを見つけるつもりです。

まとめ

今回は、読んでいて気になったところをピックアップして、コメントをつけてみました。

著者はこれまで800冊ぐらいの本を出しているそうです。

わたしの予定としては、2022年にベストセラーとなった「80歳の壁」を読むつもりです。

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