グレッグ・マキューン著「エッセンシャル思考」若い人におすすめ。

読書
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こんにちは、たどんです。
今回は、ビジネス書・自己啓発書のベストセラー「エッセンシャル思考」のご紹介です。

エッセンシャル思考

エッセンシャル思考とは?

「エッセンシャル」とは英語で
絶対必要な、欠くことのできない、最も重要な
という意味です。
「エッセンシャル思考」とは、著者によれば

「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方。
より多くのことをやりとげる技術ではない。正しいことをやりとげる技術。
もちろん少なければいいというものではない。自分の時間とエネルギーをもっとも効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げるのが、エッセンシャル思考の狙いである。
(「エッセンシャル思考」22・22ページ)

本書の簡単な内容

本書の副題は「最少の時間で成果を最大にする」
そのための具体的方策が書かれています。
本書の肝は

PART 2 見極める技術
多数の瑣末(さまつ)なことのなかから、少数の重要なことを見分ける
(同書、82ページ)

PART 3 捨てる技術
多数の瑣末なことを容赦なく切り捨てる
(同書、148ページ)

以上の2章だと思います。

仕事、勉強、家庭など、生きていくうえで、今、何が重要なのかをどのように見い出せばよいのか。
重要なもの以外のことがらをどのように切り捨てればよいのか。
このための方法がいろいろと書かれています。

普通このような自己啓発本は、観念的な内容のものが多いのですが、本書は具体例を交えながら書かれているので、どの世代の人でもわかり易い内容になっていると思います。

感想

まずはじめに感じたのは、本書は、わたしのような高齢者ではなく、20〜40代ぐらいの若い人が読んだほうがいいかな?ということです。
プライベートなことよりも仕事に役立つ記載が多い。
わたしのように仕事をリタイヤした者よりも、働き盛りの方に有益と思われます。

次に、わたしは若い頃からいろいろな自己啓発本を読んできましたが、そんな方にはさほど目新しい内容はないかもしれません。

日本では、以前、辰巳渚著「『捨てる!』技術」 (宝島社新書)という本がヒットしました。
わたしもこの本にはだいぶ感化されたもんです。
そして、やましたひでこさんが提唱された「断捨離」に関する書籍。
これらはいずれも増えすぎた物についての本です。
「エッセンシャル思考」は物ではなく、思考についての捨てる・断舎離する技術の本、と言えると思います。
辰巳渚著「『捨てる!』技術」については、以前当ブログでも記事を書いていますので、よろしければ参考にしてください。

「還暦オヤジの節約術③」お気に入りを残し不用品を処分しよう!
みなさん「断捨離」してますか?「断捨離」と「節約」、どんな関係があるの?わたしは定年退職後、節約のため身の回りの整理・整頓、不要品の処分、「断捨離」を少しずつ始めました。その結果、少しずつではありますが、節約効果があらわれてきたようです。

まとめ

仕事や人間関係に行き詰まっている方にとっては参考になる本だと思います。
また高齢の方にとっても、
「過去や未来ではなく、今が重要だ」(同書、270ページ)
「シンプルな人生は幸福だ」(同書、291ページ)
などの著述は「なるほど」と納得させられます。
税抜で1600円と多少値が張りますが、よろしければお読みになってください。

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