「ジョーカー・ゲーム」シニアにおすすめしたい日本のスパイ小説

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読書
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柳広司著「ジョーカー・ゲーム」(角川書店)

本書は電子書籍化(自炊とも言います)し、iPhoneで読みました。
 
購入した本をどのように電子書籍化(自炊)しているのか、このことについてはまた別途記事を書く予定ですが、字の大きさの調節が簡単にできるので、老眼がすすんだ私には、面倒くさいけど最良の読書方法です。
 
なかなか面白い本でした。
 

陸軍中野学校

太平洋戦争当時実在したという「陸軍中野学校」をモデルにしたミステリー・スパイ小説で、数年前には映画化もされています(映画は見てません)。
 
この陸軍中野学校のあった場所は、戦後、警視庁警察学校・警察大学校となり、その後平成20年からは東京警察病院として使用されています。
 
私と妻は、ここ数年、毎年この東京警察病院で1日人間ドッグを受診しています。
 
定年退職するまでは、毎年職場の健康診断を無料で受けていました。
 
ところが退職後はすべて有料となります。
 
私の場合、現在嘱託として民間企業に再就職していますので、多少の補助金は出ます。
 
でも人間ドックって高いんですね。
 
職場の福利厚生というのは、辞めてみてわかるのですが、本当にありがたいものです。
 
日帰りの一日人間ドックを受診中、以前から読みたいと思っていた本書のことや、そういえば昔市川雷蔵主演の「陸軍中野学校」という映画を見たことがあるなあ、などと考えていました。
 
本書を購入したのは人間ドック受診の直後です。
 

話は横道にそれますが「東京警察病院」について

本書の書評とは関係ありませんが、東京警察病院内は綺麗で職員の対応も親切で非常に良いです。
 
東京のJR中央線中野駅から中野サンプラザの前を通って、歩いて10分ほどのところにあり、同じ職場の同僚にすすめられ、定年退職後は毎年夫婦で人間ドックを利用させてもらっています。
 
東京警察病院の人間ドックの担当の看護師さんはほとんど女性で、最後に問診や受診結果のお話も女医さんでした。
 
初めて受診した際、妻がかなり気に入ったようで、人間ドックは東京警察病院がいい、と毎年受診するようになりました。
 
電車だと面倒なので、毎年自家用車を利用しますが、東京警察病院は駐車場もかなり広く、駐車場所に困ったことは今までありません。
 
なお、料金は、人間ドックの受診場所を選ぶ際、いろいろ調べてみましたが、どこも似たりよったりでたいして変わりません。おすすめです。
 

「ジョーカー・ゲーム」の簡単なストーリー

話がだいぶ横道にそれてしまいましたが、本書は単にスパイ(諜報員)の養成・活躍を描いた小説ではなく、推理小説の要素もあります。
 
昭和12年、結城中佐により設立されたスパイ養成学校「D機関」。
 
元スパイであったのか、得体のしれない結城中佐、このキャラクターが良いのです。
 
訓練生を優秀なスパイに育てていくだけでなく、教え子をスパイとして送り出したあとも、その活動を影で支える。
 
本書は短編集で5つの物語に分かれています。
 ・ ジョーカー・ゲーム
 ・ 幽霊(ゴースト)
 ・ ロビンソン
 ・ 魔都
 ・ XX(ダブルクロス)
どれも面白い。
 
長すぎず、短すぎず、1話ずつ違う訓練生が主役となり、ストーリー完結。
 
舞台は戦前なのに文章がうまいのでしょう、サラッと読めます。
 
オススメです。
 

まとめ

スパイ物というと、映画007、が思い浮かびます。

ジェームズ・ボンド扮する007、昔夢中になってみたものです。

その他にも映画では、トム・クルーズ主演「ミッション・インポッシブル」、マット・デイモン主演「ボーン・アイデンティティ」は面白い。

さらに私が昔好きだったのが、テレビドラマでロバート・ボーンとイリヤ・クリヤキン主演の「ナポレオン・ソロ」。

でも、小説ではスパイ物はほとんど読んだ記憶がありません。

これらの映画やドラマが好きという、私と趣向が同じような方には是非おすすめしたい小説です。

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