FACT FULNESS(ファクト フルネス)未来は明るいぞ!

読書
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こんにちは、たどんです。
今回は、ベストセラー「FACT FULNESS(ファクト フルネス)」のご紹介です。

簡単な本の内容

FACT FULNESS(ファクト フルネス)」
ハンス・ロスリング他著
副題「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」

今、わたし達は、世界の教育、貧困、環境、エネルギー、人口などの幅広い分野について、勘違いしていることが多い。
本書では、
「世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?」
「いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?」
などの質問を世界中の知識人に問うているが、正解率はかなり低い。

思い込みによる誤りを、データや事実に基づき正していく。
世界は、人類は、決して退化していない。
むしろ良くなっているのだ。

マスコミの報道

「テレビや新聞の報道は嘘ばかり」とは言いませんが、かなり偏ったものになっているのは事実です。
例えば貧困問題。
今、世界中に貧困に苦しんでいる人はかなりいます。
それは事実でしょう。
ただ、マスコミはその悲惨な生活実態をこれでもかこれでもかと取材して報道します。
わたし達は「ああ、これが世界の実態なんだ。」と思い込んでします。
でも本当に貧困に苦しんでいるのはごく一部なのではないでしょうか。
実際世界の貧困問題は年々解消されつつあります。
マスコミも、より悲惨な状況を報道したほうがニュースとしてはより価値があると思っているのでしょう。
わたしは、マスコミの報道も見ますが鵜呑みにはしません。

不安をあおるマスコミ

また、マスコミは、今のままでは人類が絶滅してしまうのではないか、とばかりに不安材料を報道します。
例えば毎年必ず各地で起こる自然災害。
でもこの100年で自然災害により亡くなる人は、半分以下に減っているんです。
また、今流行している新型ウイルスについてもそうです。
毎日「陽性者が何人」とか「学者の試算によればそのうち死亡者が何十万人になる」とか。
煽る。あおる。
以前当ブログでも話しましたが、わたしは新聞の購読をやめてもう長い。
全く情報を遮断してしまうわけにも行かないので、テレビやネットのニュースは見るようにしています。
もちろんニュースを鵜呑みにすることはありません。
それでも全く困りません。
マスコミはあまり信用しないことにしています。

まとめ

本書は、副題にもあるように「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」をつける、そのためのきっかけになる本です。
わたしのように、常にニュースを懐疑的に見ている者にはすんなり納得できる内容です。
ただ、値段が1980円(税込み)。
まあ先日紹介した「独学大全」に比べれば安いのですが、年金生活者にはかなりの出費です。
最初近くの図書館で借りようと思ったのですが、やはり人気があるのでしょう、半年以上待ち、とのこと。
買うか、図書館で借りるかは皆さんのご判断に委ねます。
しかし、世界を正しく見つめ、将来の不安を少しでも解消し、前向きに暮らしていく、そのためにはぜひ手にとっていただきたい1冊です。

 

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