[チョット待って!]老後資金、素人は投資に手を出すな!

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こんにちは、たどんです。
今回は、「投資」について私の考えを述べたいと思います。
結論から話してしまいますと、できれば手を出さないほうが無難である、ということです。

投資とは

一般に、今持っている資産を、株、不動産、事業などに提供し、今ある資産以上の利益を目指すことをいいます。
よくいわれる「自己投資」も、広い意味では投資の一環かもしれませんが、ここでは省きます。
私は、ファイナンシャルプランナーでも投資の専門家でもありません。
しかし、自分でも何度か失敗して損をしていますし、また、他人の失敗も何度か目の当たりにしています。
したがって、60年以上生きてきて、身をもって体験し、目撃した経験を語る資格はあると思います。

老後資金のための投資

ひとくちに投資といってもその対象年齢が若い人からシニアまで、投資目的が資産形成のためや生活費のため、などいろんなケースが考えられます。
しかしここでは、シニアが老後資金のために行なう投資、という場合に限定したいと思います。

危機意識を煽る専門家

シニアにとって老後資金というのは切実な問題です。
金融庁の金融審議会で「95歳まで生きるには夫婦で2,000万円の蓄えが必要」とした報告書が作成された、ということが問題になりました。
それに乗じて世に言う専門家さんは、老後には1億円は必要だ、最低でも3,000万円以上は持ってないと、などなど無理難題をふっかけてきます。
また、年金も受給年齢も将来どんどん引き下げられる、などと庶民の危機意識を煽ってきます。
さらにマスコミを調子に乗って、「下流老人」「老後貧乏」「老後破産」などと盛んにはやし立てています。
でも多くの人は、毎日の生活が大変で、老後資金のことまで頭がまわりません。
それでも中には、特に将来のことを真剣に考える真面目な人など、専門家の意見に危機感を感じ、投資に手を出す人も少なくありません。

不動産投資問題

最近、不動産投資したものの、家賃保証した会社が倒産し、問題になりました。
債務者のインタビューなどを見聞きすると、老後のことを考え契約し、融資を受けた、という方が多いようでした。
これもちょっと冷静になれば、
資金がほとんどないのに1億円もの融資を受け、30年もの家賃保証があるので、ローン返済してもなお毎月家賃収入が受けられる
そんなうまい話があるわけないことぐらいわかるんです。
でも、詐欺的な口車に乗ってしまうと、冷静に考えることができなくなるんです。
ある会員権を買って、それが紙くず同然になってしまった、というアホな体験を持つ私にはよく分かるんです。
老後のために不動産投資をすすめる業者は多い。
しかし、我々素人には、対象となる不動産を見極めるのは難しい。
なぜなら、株と一緒で不動産のプロでも将来のことなど見通せないからです。
不動産は、数億円の余剰資金でもない限り、借金してまで投資する対象ではないと思います。

老後資金の心配よりも毎日の生活

老後資金。
若いうちから老後を考え資産形成に励み、少しでも多くを蓄えれば良いに越したことはありません。
しかし現実は。
私もそうでしたが、私の周囲の人のほとんどは、早い人で50歳を過ぎてから、多くは定年間近にならないと、老後資金が現実味を帯びてきません。
そりゃそうでしょう。
だって、若いころはマイホームのローン返済、子供の教育資金、旅行など家族で楽しむための資金、などで、貯金なんかできやしません。
また、自分や家族が病気になり、高額の医療費がかかってしまった方もいます。
それに、いくら日本人の平均寿命が伸びたとはいえ、今の世の中何があるかわからない。
不慮の事故で年金をもらえる年まで生きられるか、誰にもわかりません。
少しでも今を楽しみたい。

投資の危険性

私の周囲の人で、投資で儲けてウハウハ、という人を見たことがありません。
その代り、投資に失敗してエライ目にあった人はたくさんいます。

パチンコ、スロット、競輪、競馬、といったギャンブルをやったことがある人はおわかりになると思います。
こういったギャンブル、不思議なものでやりはじめて間もないころ、大当たりするんですよね。
ビギナーズラックとでも言うんでしょうか。
私の知人、株をはじめた当初、いきなり値上がりし、数百万円儲けが出ました。
しかしその後は上がり下がりを繰り返し、少しずつ損が増えていき、気がつくと、毎日株価が気になって仕方がなくなり、仕事も手につかなくなってきました。
結局まだ40代で退職しました。
今何をしてるのかわかりません。

FX

FXで借金がかさみ、首が回らなくなり、結局50歳代で退職し、その退職金でFXの借金返済に当てざるを得なかった人もいます。
この人なんか若くして幹部に登りつめた人で、まだ明るい将来があったのに、怖いですね。
それだけではありません。
FXの借金は返せても、住宅ローンが残っていたはずです。
そのへんの詳しい事情や今何をしているのか、私は知りません。

ギャンブル

投資とは違いますが、ギャンブルも身を持ち崩す要因の一つです。
もう30年以上前、かくいう私もパチンコにはまってしまいました。
当時、パチンコで、ハネモノといってゼロ戦を模した機械だったと思います。
休みの日など、朝10時から持ち金がなくなるまで遊んでました。
その後、足を洗い、今ではもうパチンコ屋やスロットに行ったこともなく、今どういう台が主流なのかも全くわかりません。
私にはわかります。
ギャンブルにハマるとなかなかやめるにやめられません。
手を出さないのが一番です。

じゃあどうすれば良いのか

投資がダメとなれば、老後資金を蓄えるためにはどうすればいいのか。
先ずは、一攫千金を狙うのはやめましょう。
私としては、ハッキリ言って投資をするのであれば、少なくても1億円以上持っていることが最低条件だと思います。
1億円以上の現金があれば、そのうち数千万円は投資に当てても良いと思うのです。
もしどうしても投資をしたい、というのであれば、まず1億円ためましょう。

財形年金、積立定期、つみたてNISA、iDeCo

できれば少しでも若いうちから、毎月1万円でもいい、財形年金、積立定期、つみたてNISA、iDeCo、などでコツコツ貯める、これが一番ベターです。
定年間近になっても同じです。
毎月かかっている固定費、不必要なものを洗い出し、浮いた分を貯蓄に回しましょう。
これは老後生活に入っても生きてきます。

収入の確保(副業)

限られた給料の範囲内ではなかなか貯蓄はできません。
そこで、副業です。
この副業、月に10万円以上、などという高望みはやめましょう。
毎月1万円でもいいじゃないですか。
欲をかかなければ何らかの副収入の方法はあるものです。
ネットで検索しても一杯ありますよ。
ただ、これだけは言っておきたい。
私は当ブログでもアドセンス広告などを貼っています。
ネットでは、「ブログ収入で毎月10万円以上稼げる」などという記事があります。
ハッキリ言って、ブログやアフィリエイトで稼げる人なんてほんの一握りです。
アドセンス広告を貼ってる私がいうのも変ですが、全く稼げません。
また、私も、稼ごうと思ってブログ運営しているのではありません。
ただ好きだから、それだけです。

収入の確保(再就職)

収入を得るには、労働の対価として収入を得る、いわゆる給料をもらうのが一番手っ取り早い方法です。
今、60歳の定年を迎えても、まだまだ働ける人がほとんどです。
仕事も3Kはイヤだ、などと贅沢さえ言わなければ結構あるものです。
健康に問題がないのであれば、再就職をされることをすすめます。
65歳、もしくは70歳まで、月に10万円前後でも収入があれば、充分生活の足しになります。

まとめ

投資は、1億円以上の資金的に余裕のある人がやることで、我々一般ピープルは手を出さないほうが無難である、というのが結論です。
私が今やっているのは、毎月少ない金額ですが、コツコツ積立型投資信託だけです。
これももうそろそろやめなければなりませんが。
昔、私が住んでいたマンションの70歳近い管理人さんが、「人生、平凡が一番。」と言っていました。
私もその管理人さんの年齢に近づくにつれ、本当にそのとおりだなあ、と思うようになりました。
特に贅沢をしなければ、人生なんとかなるもんです。
思い悩むヒマがあるのなら、無駄遣いを慎み、コツコツ貯金でもしましょうよ。

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