こんにちは、凛子です。
今回は、渡辺謙主演「御家人斬九郎」の紹介です。
時代劇が好きな女性って変ですか?
まあ、自分でも少し変わっているかな?とは思っていますが・・・。
「御家人斬九郎」は「ごけにんざんくろう」と読みます。
「御家人斬九郎」は、作家柴田錬三郎の原作によるもので、もちろん本にもなっています。
でも私、最近まで柴田錬三郎先生の原作ということも本も出ているということも知りませんでした。
読書好きの夫は前から知っていたようですが。
私「御家人斬九郎」が好きで、テレビでの放送はよく観ていましたし、今でも時々YouTubeで見返したりしています。
日本人の好きな「水戸黄門」のような勧善懲悪ものではありませんが、ストーリー展開や配役の個性溢れる演技が好きなんでしょうね。
「御家人斬九郎」の簡単なストーリー
江戸時代末期、将軍ゆかりの名門松平家の流れをくむ松平残九郎家正(斬九郎というのは通称名だそうです)。
この斬九郎、剣術はめっぽう強いが息子の出世を望む母親には頭があがらない。
名門の家柄なのに、無役であり、三十俵三人扶持の貧乏御家人である。
江戸時代の御家人というのは、1万石未満の徳川将軍家の家臣のうち、将軍には直接会うことができない者だそうです。
その斬九郎が、「かたてわざ(今で言う副業)」で、表立っては罰することのできない悪人を懲らしめ、活躍する物語です。
ただ、そこには、母親との掛け合いや芸者との恋の駆け引きなどがからみ、女性でも楽しめるドラマになっています。
テレビドラマ「御家人斬九郎」シリーズ
故柴田錬三郎先生の小説「御家人斬九郎」は、1冊しかないそうです。
フジテレビもドラマ化したときには、まさかこんなに人気が出るとは思わなかったんじゃないでしょうか。
結局、第1シリーズから第5シリーズまでの全50話が、1995年から始まって2002年まで放送されました。
私は、ストーリー展開もさることながら、演じる俳優さん、配役も良かったんじゃないかと思っています。
「御家人斬九郎」の配役
さて、その配役です。
主役の斬九郎 渡辺謙
当時の渡辺謙といえば、「伊達政宗」のように気位の高い、生真面目な武将の役が似合うような役者でした。
その渡辺謙が、御家人とはいえ、貧乏な、いわゆる底辺の武士を演じたわけです。
ところが、さすが一流の役者は違います。
必殺シリーズの中村主水のような役柄を、なんなくこなしてしまうのですから。
皆さんも見ていただければわかりますが、この「御家人斬九郎」、渡辺謙のはまり役だと思います。
映画「ラストサムライ」で主役を務めたのはこの「御家人斬九郎」シリーズの放映が終わったあとのことだったと思います。
斬九郎の母・松平麻佐女役 岸田今日子
気位が高く、口うるさい、だけどどことなくユーモラス。また、鼓(つづみ)の名手で薙刀(なぎなた)の達人、だけど美味しいものには目がない。
そんな難しい役ですが、岸田今日子はピッタリでした。
この母と斬九郎の会話のやりとりもこのドラマの見どころの一つです。
毎回楽しませてくれます。
芸者蔦吉役 若村麻由美
私、若村麻由美のファンです。
本当きれいですよね。
芸者なのに気品があって、きっぷもいい。役柄なのかもしれませんが、女が女に惚れたのかもしれません。
斬九郎とのやりとりは、お互い好きあっているのに、見ていてじれったくなりますが、そこがまたいいのでしょう。
きれいなだけでなく演技もうまいと思います。
北町奉行所の与力・西尾伝三郎 益岡徹
テレビドラマでは、あまり腕っぷしは強くないのですが、小説では斬九郎と同じぐらい強いそうです。
斬九郎とは幼馴染の間柄で、なんとなく頼りなく、奥さんに頭が上がらない、そんな役どころを見事に演じています。
西尾の岡っ引き・南無八幡の佐次 塩見三省
主役を支える脇役というのは本当に重要ですね。
上手な脇役がいるとドラマが光る。
斬九郎の悪友でもあり、斬九郎とのかけあいが面白い。
いい役者さんです。
まとめ
今まで、私の好きなテレビドラマとして、「鬼平犯科帳」と「剣客商売」を紹介してきましたが、今回は「御家人斬九郎」、いずれも時代劇です。
ときには現代ドラマも観ますが、やはり時代劇が好きなのでしょう。
観ていてスッキリ爽快な気持ちが味わえます。
前の記事も読んでいただければわかりますが、私は、ストーリーについてはあまり詳しく述べません。
というのも私自身、物語がどのように展開していくのか、詳しくわかってしまうと、ドラマを観る意欲が半減してしまうからです。
今後もまだまだ時代劇のテレビドラマの紹介が続きます。
よろしければまた暇つぶしにのぞいてみてください。