藤沢周平著「蝉しぐれ」定年まで待たずにもっと早く読めば良かった。

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読書
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こんにちは、たどんです。
今回は、10年以上前に買った本の紹介です。

藤沢周平著「蝉しぐれ」

架空の海坂藩を舞台にした、普請組牧家の跡取り「牧文四郎」の物語。

お家騒動、剣の修行・闘い、淡い恋と友情など、時代小説のほとんどすべて盛り込まれています。

感想

現役のころ、池波正太郎の「鬼平犯科帳」や「剣客商売」にハマってしまい、仕事そっちのけでシリーズ全巻を読破してしまいました。

その反省から、藤沢周平は定年後に読もうととっておきました。
これはある意味正解だったかもしれません。

藤沢周平は、やはり中毒的要素を持った作者です。
読後感が素晴らしい。
また次の本が読みたくなる。

またわたしは、個人的に小説はハッピーエンドじゃなきゃ嫌なんです。
暗い気持ちで読み終わるのではなく、良い気分で終われる。

ハッピーエンド派の方にも本書はおすすめです。
詳しく話すとネタバレになってしまいますので省略しますが、辛いことや苦しいことがあっても最後はそれなりの結末を迎えることができる。

私と同世代の方のほとんどは本書を読まれているかもしれません。
しかし、まだ、という方にはおすすめです。

著者 藤沢周平

昭和2(1927)年生れ。
1948年「暗殺の年輪」で第六十九回直木賞を受賞。
平成9(1997)年1月逝去。
「たそがれ清兵衛」など映画やドラマ化された作品多数あり。

まとめ

著者藤沢周平にはまだまだ未読の作品があります。
でも、もう定年後の完全無職。
これからはいくらでも読めると思うとワクワクします。

また、買うまでもなく、図書館には藤沢周平の文庫本がたくさん。
図書館を利用されても良いと思います。

これからも毎日がハッピーになる予感がします。

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