また読んでしまった勢古浩爾「定年バカ」と他1冊。おすすめです❗

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読書
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こんにちは、たどんです。
今回は、わたしの大好きな作家、勢古浩爾先生の本の紹介です。
「定年バカ」と「自分がおじいさんになるということ」の2冊。
わたしは勢古浩爾の著作はかなり読んでおり、当ブログでも過去に何件か記事をアップしています。
例えば

勢古浩爾著「定年後に読みたい文庫100冊」(草思社文庫)
勢古浩爾著「定年後に読みたい文庫100冊」。定年後は面白い本だけ読みたい。でも何を読んだらいいのかわからない。そんな人にオススメの1冊です。本書は格好の水先案内人になってくれるでしょう。

著者 勢古浩爾

1947年(昭和22年)生まれ。
2006年に34年間勤めた会社を定年退職。
執筆活動を行い、代表作に「定年後のリアル」シリーズがある。

著者の好きなところ

著者の文体は、ぶっきらぼうというか一見投げやりに見えるが芯がある。
書評では、歯に衣着せぬところがなんとも言えません。
著者とわたしには似たところが多いようです。
例えば、
・ 読むときは本のカバーは外す。裸にして読む。
・ まともに本を読み始めたのは24,5歳位のころ。
・ 池波正太郎は好きだが「梅安」シリーズは好きではない。
などなど。

定年バカ

タイトルの「定年バカ」という言葉は悪いが、本書の中身は端的にいうと
チマタにあふれる定年本の書評集
とも言えようか。

もともと著者は、定年後は自分の好きなようにすればよい、という考え。
それなのに世の定年本は
・ やれ趣味を持て
・ 地域との関わりを持て
・ 仕事は続けろ
・ 健康管理
など、どの本も同じようなことを指南する。

それを著者は、小気味よくぶった切っていく。
わたしも定年してまであれこれ言われたくない。
と言いながら、何冊も定年本を読んでしまう。
我ながらアホですね。

定年本はこの「定年バカ」を1冊読めば十分ではないでしょうか。

自分がおじいさんになるということ

この本を手にとったのは、裏表紙に本文抜粋として

わたしにはもう多くの人とワイワイガヤガヤやりながら、
交流を楽しみたいという欲求がまったくない。
ひとりでできる「愉しみ」以外、興味がないのである。
だれに気兼ねすることもない。
もう自由に生きていいのである。

とあったため。

まったくの同意見。

本書は、著者の定年後の過ごし方などが書いてあります。
自転車、映画、音楽、読書。
わたしには参考になりました。

どれも人と群れずにひとりで楽しむことができる。

また、わたしも著者と同年代、昭和のジジイだからなのか

・ 現在の音楽にはほとんど興味がない。全国的なヒット曲や全世界的ヒット曲というものがなくなってしまった。

・ プロ野球がおもしろくない。

・ サッカーもほとんど興味がなくなった。中田英寿や中村俊輔らがいたときが最高だっった。

・ 相撲も白鵬がのさばり始めた頃からつまらなくなった。

            (同書・179ページ〜)

これらの記述に共感を覚えます。

著者や私と同世代の方には、図書館でもいい、ぜひ一度手にとって欲しい本です。

まとめ

これからの読書。
今さら勉強の本やビジネス書など読む気もしない。
面白いと思える本だけ読んでいきたい。
その点、著者が「定年後に読みたい文庫100冊」や今回紹介した「自分がおじいさんになるということ」で紹介されている本はどれも面白そうな本ばかり。

これからの人生、まだまだ楽しむぞ❗

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